とある郊外の駅のキオスクに勤めるキリオは関西弁の中年男。<br />彼は訪れるさまざまな人と、「袖すり合うも多生の縁」を持ってしまう不思議な男だ。<br />本人にはその気が無いのに、結果としてはなぜか人生相談になり、妙に深い関わりを持つことになる。<br />人徳か? 脇が甘いのか? 連作短篇集。<br />