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変貌する古事記・日本書紀 ──いかに読まれ、語られたのか

ヤマトタケルは近代以前、ヤマトタケという名だった。
不老不死を求めて常世国から、「ときじくのかくの木の実」を持ち帰ったタヂマモリは、後世、お菓子の神に変貌を遂げる。
『古事記』や『日本書紀』に載る古代の説話は、それぞれに違いを持ち、さらに、その後の時代の状況に沿って、意図的に変化させられることが数多くあったのだ。
日本の成り立ちが記された記・紀が、いかに受容され、変化していったのか、その理由を探っていく。




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