八〇年代以降、フリーターの数は増え続け、今や就業人口のなかで無視できない存在となった。<br />現代のフリーターは、先進国のなかでも特殊な今日的現象である。<br />なぜこうした現象が生じたのだろうか? 自らも「オタク」として職業選択に際し違和感を抱いた著者が、仕事観を切り口に、「決められない」若者たちの気分を探る。<br />