包帯クラブ
関東のはずれの町に暮らす高校生、ワラ、ディノ、タンシオ、ギモ、テンポ、リスキ。
彼らはそれぞれに傷ついた少年少女たちだった。
戦わないで自分自身の大切なものを守りたい、そんな思いから彼らは包帯クラブを結成する。
その活動を描いた前作『包帯クラブ』から16年。
本作は前作の終わりから話が始まる。
場所に包帯を巻く活動は、無理解や反発などを受け、自粛を余儀なくされる。
しかし、ひっそりと集まりバンド活動を始める彼ら。
発表の場を求めながら、さまざまな人と出会い、再び物語は動き出す。
本作では、未来の、成人した彼らの姿も交差して描かれる。
この世界にあふれた悲しみのひとつひとつを手当てすることは難しいが、だから何をしたってむだ、とは言いたくない。
自分たちのやり方で、自分を守り、大切な人たちを守ろうと踏み出す彼らの第2幕が開く。
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