完全版 日本婦道記 上下合本版
一九四二年、太平洋戦争の中に始められた連載「日本婦道記」。
戦中・戦後の混乱期を通し、著者が描き続けた日本人の姿、生き方とは。
直木賞辞退作としても知られる金字塔、名作31篇を網羅した完全版、初の文庫化。
武家の体面を保つために自らはつましい生活を送くる女。
その死によって初めて明らかになるその生活を描いた名作『松の花』や『髪かざり』『風鈴』『不断草』などの連作短編集。
山本周五郎の作品の根幹を成すテーマである、「慎ましく生き、苦しみ、働く」という姿勢を貫き、日本の美とはなにか、を問い続ける不朽の小説集。
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