魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐見陶子の運命は変わった。<br />市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。<br />陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。<br />狡猾な罠を仕掛けたのは誰か。<br />満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく! (講談社文庫)