大洋銀行から大手ゼネコンの東和建設に出向して、社長の秘書役に抜擢された山本泰世。<br />若さに似ぬ直言ぶりは、竹山総理を後ろ盾に世界的なホテル・チェーンの経営に乗り出すワンマン社長の信頼を得るが、公共事業の入札やゴルフ場の開発では業界の闇の深さを思い知る。<br />バブルという時代の内実に迫る意欲作。<br />