二学期が始まった九月。<br />夏休みのチア勝負の余韻が残る中、セレナに一つの依頼が入る。<br />夏祭りでの彼女の演奏が、今をときめく超一流アイドル・星庭天音の目に留まり、彼女のステージメンバーに選ばれたらしい。<br />OKしたセレナと俺だが、アイドルらしく自由奔放な性格の天音に、俺は振り回されてしまう。<br />さらに、俺はとあることに気づく。<br />天音がふとしたときに見せた、身体を纏う光。<br />それは、セレナの魅了の力と同じもので――。<br />