樺太(サハリン)から、敗戦の後逃げ帰った朝鮮人一家。<br />その中に主人公・愚哲がいた。<br />彼は極貧のなか札幌で育ち、紆余曲折を経て早稲田大学へと進む。<br />日本にある朝鮮のメディアで働くこととなったが、次第に疑問を感じるようになる。<br />そんな折書いた小説が文芸誌の新人賞を受賞し人生が変わっていく。<br />