近世初期に成立した笑話集。<br />古活字版、整版、書写本など、さまざまな形で庶民に浸透し楽しまれた噺の数々。<br />「仮名草子中一、二のベストセラー」とも推測され『醒睡笑』にも引き継がれた笑話には、当時の民衆の笑いの感覚が表れている。<br />身近にいる「うつけ」者の噺、艶笑・男色の噺、尾籠な噺から信長・秀吉が登場する噺まで、無名の人々の手になる作品集成。<br />
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