「女性が輝く社会」なんて、きれいごとのお題目。<br /> 男女雇用機会均等法が制定されてから30年も経つのに、ちっとも生きやすくならない世の中で、すり減り疲れ切った女たちが、ある出会いを縁に、ランニングの楽しさ、他人(ひと)を応援することの素晴らしさを知り、人生に立ち向かうエネルギーをつかんでいく。<br />2016年、最も元気が出る小説。<br />読めば、あなたもきっと走りたくなる。<br />そして、大声で応援したくなる。<br />