いわれなき押し込みと殺しの嫌疑をかけられた半次郎。<br />濡れ衣を晴らせるのは、当夜同衾した宿場女郎のお里だけだが、事件の直後に女は偽名を名乗る男に身請けされ、姿を消していた。<br />追っ手を逃れ、お里を捜し、真の下手人を挙げなければ、半次郎に明日はない。<br />推理小説の名手が放つ渾身の長編時代サスペンス!