なぜか’教主さま’だという女の子を預かることになった。<br />彩乃ちゃんといって、一見ごく普通の、小学五年生の女の子だ――。<br />花屋に勤める二十代の智佳子、進路に悩む高校三年生の徹平、東京から地方に越してきた小学五年生の佳奈が、彩乃ちゃんとの出会いで知った人生の奇跡。<br />前に進むすべてのひとに捧げる物語。<br />