国に守られ、政治家と癒着し、甘い汁を吸って世界に大きく羽ばたいた’国策’企業の内実は、デタラメ経営そのものだ。<br />御巣鷹山事故が起きても打つ手なし。<br />社員は派閥闘争に専心し、経営陣は巨額赤字をひた隠す。<br />乗客のJAL離れは進み、2010年1月、とうとう2兆3000億円もの負債を抱えて倒産。<br />その破産処理には、もちろん国民の血税が投入されている。<br />59年間にわたる堕落ぶりを描いた、組織と人間のドキュメント!