ベルリンでの講演直後、天才遺伝子科学者トオル・アキツは何者かに攫われ、爆破事件で吹き飛ばされた男の手首を見せられた。<br />四十代のものに見える手首の主は、生きていれば百歳を超えるナチス武装親衛隊の大佐だという。<br />謎を解明するためブラジルの奥地へ向かったトオルの前に、ナチスの壮大な陰謀が姿を現す。<br />