狂奔の1980年代から30年の小説は、みなが眼を背けてきたはずの、「死」にまみれていた――。<br />まったく新しい視点で現代文学を読み解く、感動的なブックガイド。<br />村上春樹『1Q84』、よしもとばなな『アムリタ』、小川洋子『博士の愛した数式』、綿矢りさ『蹴りたい背中』など、全58作品を解説。<br />人はなぜ小説を書くのか。<br />人はなぜ小説を読むのか。<br />心の深いところが揺さぶられ、とてもよくわかる評論集。<br />