スリランカでは、「孤独な人に悪魔は憑く」と言う。<br />そして実際、病の人が出たら、村人総出で「悪魔祓い」の儀式を行い、治してしまう。<br />著者は、そこに「癒し」の原点を見た。<br />「癒されたい」人から、自ら「癒されていく」社会へ。<br />孤独に陥りがちな現代日本人に、社会や人とのつながり、その重要性を問いかける。<br />