「眠れるまで、またなにか話をしてあげようか」。<br />家族と離れ、恋人のゆうちゃんと暮らしはじめたきいちゃん。<br />いつからか、うまく眠れなくなったきいちゃんに、ゆうちゃんはいつも、少し不思議で胸がぎゅっとなる「おはなし」をしてくれた。<br />寝る前に一篇ずつ味わいたい、12の連作短編集。<br />