路上で発見された女性の全裸遺体。<br />捜査一課七係強行班が動き始める。<br />被害者は経営コンサルタントの坂上実咲。<br />その名前は刑事たちに、二年前の痛恨の記憶を呼び起こす。<br />被害者の身辺を洗う中、二年前の事件で辞職した元刑事・沢崎の名前が挙がった。<br />やがて捜査一課は、中本班・強行班の二班合同体制をとる。<br />被害者の周囲に蠢く人間と欲望、刑事たちの思惑と記憶。<br />警察小説の名手が満を持して放つ、捜査一課シリーズ最高傑作!