球界を代表するピッチャーとして海を渡り、MLBでも活躍した川井秀人。<br />45歳となった今も、日本の独立リーグで現役を続ける。<br />リーグはエクスパンションを決定。<br />川井はハワイのチームに移籍する。<br />待っていたのは、かつて「棄てた」一人娘の美利だった。<br />独立リーグを足がかりに、「メジャー」を目指す若い選手やフロント陣の野心。<br />その中で、元一流選手が「現役プロ」にこだわり続ける意味とは――。<br />堂場スポーツ小説の最前線。<br />