「あの頃」の十八歳の一人暮らしに何が起こるのか? 予想外の体験が主人公を待っていた。<br />出会いと期待は止まらない。<br />十八歳の夏は間近に迫っていた。<br />受験に失敗した黒江竜児が東京で暮らし始めて一ヵ月。<br />一人の寂しさを感じるようになった頃、訪ねてきた以前の住人、年上の圭子と関係してしまう。<br />しかも彼女は大家の娘・麻衣の初体験相手に竜児を誘ってきた。<br />激しく甘美な時が少年に再び訪れる。<br />七〇年代官能小説。<br /><書下ろし>