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利休聞き書き 「南方録 覚書」 全訳注

千利休が確立した茶法、茶禅一味をめざす草庵茶の精神を伝える『南方録』は、高弟南坊宗啓が、利休居士からの聞き書きをまとめたものとされる。
経済の発展とともに茶道が広がりを見せた元禄期、筑前福岡藩黒田家の家老、立花実山によって見出され、その自筆本が伝世する。
「覚書」はその巻一で、利休の茶法の根本を述べる。
その精神性と美意識を端的に伝える、平易な現代語訳とわかりやすい解説。
原文は、総ルビ付き。




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