同僚を巻き添えに、自らも交通事故で死んだ父の罪を背負い、生涯自分に、笑うことも、幸せになることも禁じたおふくろ。<br />いじめの傍観者だった日々の焦りと苦しみを、うまく伝えられない僕。<br />精いっぱい「母ちゃん」を生きる女性と、言葉にできない母への思いを抱える子どもたち。<br />著者が初めて描く「母と子」の物語。<br />