この島の別れの言葉は「行ってきます」。<br />きっと「おかえり」が待っているから。<br /> 瀬戸内海に浮かぶ島、冴島。<br />朱里、衣花、源樹、新の四人は島の唯一の同級生。<br />フェリーで本土の高校に通う彼らは卒業と同時に島を出る。<br />ある日、四人は冴島に「幻の脚本」を探しにきたという見知らぬ青年に声をかけられる。<br />淡い恋と友情、大人たちの覚悟。<br />旅立ちの日はもうすぐ。<br />別れるときは笑顔でいよう。<br />