チレキ。<br />正式には地理歴史部。<br />「一番楽で、上下関係厳しくなくて、ついでに存在感もなくて、帰宅部よりオススメ」だったはずなのに、主人公の健吾が中三になった春、状況が一変。<br />熱血の新顧問のもと、ジオラマ作成に乗りだすことになる。<br />テーマは、〈百年前の渋谷〉。<br />自分たちの住んでいる町は、どのようにして今の姿になったのか。<br />町の過去を振りかえる作業を通して、健吾は自分の過去の傷と向きあい、成長していく。<br />青春小説。<br />