「きみは私には逆らえない」ベル・ローズは絵画の真贋を見抜く瞳を持ちながらも、忌まわしい事件をきっかけに絵筆を握れなくなっていた。<br />ある夜、謎めいた美術館長ユアン・ギャレットに出会い強引に唇を奪われ、再び描くことを迫られる。<br />尊大な態度のユアンに戸惑いながらも、逞しい腕に抱かれ、彼の右手を絡められると。<br />キスを重ね合い、秘密だらけの関係が始まってゆく……。<br />