10歳のときに行方不明になった亜紀子が、28年たって死体で発見された。<br />友人だった朋余は、子供のころ夢を見た記憶がなく、亜紀子が失踪した日のことも思い出せなかった。<br />事件を知ろうとするほど深まる謎、そして連続殺人。<br />夢を見ることのなかった少女達の心に潜む恐怖の正体とは? 傑作長編ミステリー。<br />(講談社文庫)