製薬会社の研究員、三浦陽介の死体が自宅で発見された。<br />警察は当初、事件性も疑って捜査した。<br />なぜなら、「研究所の人間が人体実験をしている」と告発する怪文書が研究所内で発見されていたからだ。<br />だが、1ヵ月経っても三浦と怪文書は結び付かず、アレルギー発作によるショック死と断定、事件性はないと判断された。<br />その2週間後、経済学捜査員・伏見真守が向山製薬を訪れた。<br />伏見は三浦の死に他殺の可能性があることを示唆した!