織原芹愛の死を回避できなければ、杵城綜士は過去へと飛ばされる。<br />その度に「親友や家族が世界から消失する」という大き過ぎる代償をともなって――。<br />無慈悲に繰り返される時間遡行を断ち切るために、綜士と芹愛は『希望と言い切るには残酷に過ぎる、一つの選択肢』の前で苦悩する。<br />鈴鹿雛美がつき続けた嘘と、隠された過去とは……。<br />衝撃のラストが待ち受ける待望の完結篇!