故郷の筑豊を離れ、上京して以来七年。<br />葛藤、挫折、再起をくり返し苦悩する伊吹信介は、ユーラシア大陸横断の大望を胸に秘め、シベリアへの密航を果たす。<br />国際情勢の複雑多岐な現実に戸惑いながらも、大自然に生きる人々との出逢いに心打たれる信介。<br />未知の世界の息吹に触れ、冒険の旅は続く。<br />不滅の超大作・第八部