主人公の五月が友人の結婚式で出会った栗原健太は、「女は結婚したら、家庭に入るべきや」などというド古臭い考えの男で、お互いに友人代表のスピーチの時から言い合いになる。<br />しかし、喧嘩のできる仲というのはなかなか面白い――。<br />そんな素直な気持ちになってきたとき、ある悲しい出来事が起きる。<br />自分にとって大切なものをふり返ることの出来る恋愛小説。<br />