大手電機メーカーで新技術の開発に没頭してきた真崎直人。<br />景気後退の波に押され、自らの夢とも言える新技術開発への道を閉ざされた彼は、進境著しい韓国メーカーの誘いに乗り、単身現地に身を投じる。<br />日本では実現済みの技術開発から手がけた真崎だったが、社内での反発や経済風土の違いに苦しめられ、次第に追い詰められてゆくことに。<br />日韓産業界に綿密な取材を敢行した著者が満を持して放つ、瞠目の国際「お仕事」小説!