島田荘司選・第3回福山ミステリー文学新人賞優秀作となった戦慄の激イヤミス! 妻と娘に恵まれた「私」は仕事も順調で幸せな日々を送っていた。<br />だが、妻が持ち出した小学校時代のアルバムが人生を狂わせはじめる。<br />それは過去を封印していた「私」にとって存在してはならぬものだった。<br />その日から恐ろしい幻影に襲われた「私」が対峙する過去――双子の兄弟と過ごした悲惨な生活。<br />その救いなき終局とは?