永瀬はある朝、同じクラスの生徒、雨宮翼が列車に飛び込む瞬間を目撃してしまう。<br />なぜ死を選ぶのかその理由を考えるが答えは出ない。<br />そんな永瀬は友人の深井からあるカプセルを渡される。<br />それはとても小さなタイムマシンなのだという。<br />半信半疑ながらその日の夜にカプセルを飲んだ永瀬が目覚めると、二週間以上も過去に戻っていた! そして永瀬は、雨宮と雨の屋上で出会うのだが――青春を鮮烈な筆致で描く<大賞>受賞作が登場!