「諸君の先ず身に着けねばならぬ武器は知性である。<br />それが武器としては小さいものであるにしても、諸君の有する最小のものを抛棄しないことが大切である。<br />」吹き荒れる時代の逆風の中、真理を追究する勇気を持ち続けた哲学者、三木清。<br />時代の流れに大学は、学問はいかなる力を持ち得るか。<br />学問論・教育論・制度論と補論の構成で、「大学」の真の意義を問う。<br />