大学を留年しながらブログやアフィリエイトで小銭を稼ぐ生活を送っていた葉山理久央。<br />ある日突然、天才作曲家蓮見律子の前に引きずり出され、律子から新曲の作詞を依頼される。<br />破天荒な律子に葉山は早々に仕事を辞退しようとしていた。<br />しかし、若き音楽家本城湊人との出逢いが葉山の惰性な人生を激変させる。<br />左手のための旋律の秘密、そして殺人事件。<br />真実を隠す奇しき交響楽が奏でられるとき、蓮見律子の推理が冴える。<br />