’堂’シリーズはついにここまできたか 解説 村上貴史(ミステリ書評家) 謎の宗教団体・BT教団の施設だった二つの館の建つ伽藍島。<br />リーマン予想解決に関わる講演会のため訪れた、放浪の数学者・十和田只人と天才・善知鳥(うとう)神、宮司兄妹。<br />その夜、ともに招かれた数学者二人が不可能と思われる’瞬間移動’殺人の犠牲となる。<br />秘められた不穏な物語がさらに動く’堂’シリーズ第四弾。<br />