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女王

古代史研究家であった妻、加奈子から、父の日記を手渡された荻葉史郎。
父の春生は「自分はまちがいなく南北朝の末期にも生きていた」と記し、また、燃えさかる炎のような瞳をもつ女王、卑弥呼のもとにいたことをも詳細に記録していた。
壮大な歴史の渦に呑み込まれた父と息子の軌跡を描く、連城ミステリーの精華。
巻末に連城三紀彦「最後のインタビュー」も収録。




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