江戸は神田三河町の小児医・天野三哲は、「面倒臭ぇ」が口癖。<br />朝寝坊はする、患者は待たせる、面倒になると逃げ出す、ついたあだ名が「藪のふらここ堂」だ。<br />ところがこの先生、見えないところで凄腕を発揮するらしい。<br />三哲に振り回されながらも診療を手伝う娘のおゆん、弟子たち、ふらここ堂の面々の日常と騒動を描く!