永遠に待ち続けると思うのです。<br />世界のどこに行っても、地の果てにいても、私はあなたを待っている。<br />――6年前、突如行方が分からなくなった恋人を待つ女性のモノローグからなる表題作他、濃厚な死の影の間近で紡がれる詩情。<br />著者自ら「この六編を超える作品はもう書けないかもしれない」と語る傑作短編集。<br />