警察組織の頂点に立つ内閣官房副長官が、何者かに狙撃された。<br />一方ニューヨークでは、北朝鮮の高級外交官が日本総領事館に亡命したいと訴える。<br />保護を命じられたのは、元警視庁公安部外事二課(ソトニ)の伝説の刑事・筒見慶太郎だった。<br />しかし、筒見が用意した「セーフハウス」で、北の外交官は無惨な死体となって見つかった。<br />「日本にいる『亡霊(マンリョン)』を守ってくれ」という言葉を残して――。<br />