「今からあなたを脅迫します」。<br />私は犯罪を絶対に許さない――はずだった。<br />なのに、脅迫で事件を解決する悪人に惹かれている。<br />そんな私の前に姿を現した、脅迫屋・千川が追い求めた恋人の仇。<br />それは人の善意を利用し、罪に問われることなく悪人を殺害する組織だった。<br />敵の罠に落ちた私たちが対峙する善意と悪意。<br />その狭間で揺れ動く、私の最後の脅迫と、復讐の銃弾の行方は……!?