生き過ぎた――この言葉を残して日本洋画界の大御所は自殺した。<br />遺作の修復を依頼された成美は、彼の弟子となるため彼女のもとを去った美大時代の恋人の死に疑問を抱くようになる。<br />危険をかえりみず、真相を究明する成美。<br />彼女の心の中にあるものは、美術界のタブーヘの挑戦なのか、昔の恋人への愛なのか!?