「巨悪はいつも、身のまわりにひそんでいる」東京地検特捜部の検事・中澤源吾と特捜部機動捜査班の事務官・城島毅。<br />高校時代野球部のダブルエースだった二人は、ある事件をきっかけに「検察」の道を選ぶ。<br />二人の前に立ちはだかる、政治家、企業、秘密機関――そして「消えた二兆円」。<br />真相に辿り着く過程で明らかになる現代の「巨悪」の正体とは。<br />東京地検特捜部を舞台にした渾身の検察ミステリー巨編。<br />