作家・筒井康隆、誕生の秘密。<br />戦時中にひとり疎開した幼少期、演劇部で活躍した中高時代、不本意な営業に配属された新入社員時代、いつも傍らには本があった。<br />いずれ小説を書くとは夢にも思わず、役者になりたかった青年を大作家にしたのは’読書’だった。<br />小説界の巨人が惜しげもなく開陳した自伝的読書遍歴。<br />『漂流 本から本へ』を改題。<br />