大正十年春、中国・上海。<br />新進作家芥川龍之介は、源義経’清朝の祖’説を証明するという秘本を求め、上陸した。<br />ロシア・ロマノフ王家の秘宝・ペテルブルグの星の行方は? 清国再興をもくろむ日本陸軍の黒幕とは? 連続殺人と歴史の謎に挑戦する芥川探偵の名推理。<br />歴史ミステリーの俊英井沢元彦の長編力作。<br />