一九八一年。<br />シティボーイになるために上京した僕が入学したのは、国士舘大学体育学部体育学科。<br />僕の、特別すぎる四年間が幕をあけた。<br />体罰、しごき、上下関係…あの頃はそれが日常だった。<br />猛獣たちが詰め込まれた「檻」の中で、もがき苦しみながら勝ち取ったものとは。<br />暑苦しくてすこし切ない、体育会系青春小説。<br />