前世から自分が死ぬ日まで――すべての運命が予言され記されているという「アガスティアの葉」。<br />神戸の異人館街の外れにある屋敷では、この神秘の葉を一目見ようと<インド倶楽部>のメンバー七人が集っていた。<br />しかし数日後、港で変死体が揚がり殺人事件が相次ぐことに。<br />まさかその死は予言されていたのか? 捜査をはじめる臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖は、謎に包まれた例会と連続殺人事件の関係に迫っていく!