少尉を探しに紅緒は満州へ。<br />そこで馬賊の頭目「黒い狼」となっていた少尉のもと部下の鬼島に出会う。<br />失意の紅緒は記者になった環とともに飛行船を目撃するがその飛行船に乗っていたのは東京に亡命を希望してきた旧ロシア貴族のミハイロフ侯爵夫妻。<br />その男性はどうみても伊集院少尉、その人だった。<br />紅緒はミハイロフ侯爵に必死に話しかけるが、彼はまるで紅緒を見てもまるで反応せず初対面のような態度をとるのだった……。<br />