情報処理産業の将来を見通した男が、優秀なスタッフとともに、子会社の枠を破って、シンクタンク化構想に着手した。<br />ところが、親会社はつぶしにかかる。<br />いかにその桎梏から逃がれるか? 凄絶なたたかいが始まった。<br />飛躍をめざすソフト技術者と、従順な子会社に抑えこもうとする首脳陣、資本内衝突を描く経済小説の傑作。<br />『大いなる志』を改題